事務のお仕事

こんにちは!YCCスタジオ八尾ですm(__)m

YCCスタジオ八尾のブログの中の人こと管理者の古川は、某有名女優さんの言葉を借りれば、「私の体はジャガイモでできている。」と言わんばかりに、小さすぎたり形が悪かったりして出荷不適なジャガイモを毎日食べる日が続いています。
そんなに食にこだわりがある方ではないので、不思議と飽きはしません。
さて、YCCスタジオ八尾は障害者総合支援法という法律に基づく障害福祉サービスのうち、「就労継続支援B型」という事業を運営しています。
就労継続支援B型では、事業の一環として収益活動を行い、そこから生ずる収益から経費を差し引いた分を工賃として利用者に還元しています。

したがって、就労継続支援B型の管理者は福祉従事者であると同時に零細企業の経営責任者的な存在でもあります。
そういう意味では、とても面白いやりがいのある仕事ではあるのですが、本業である障害福祉に関する技能のアップデートはもちろんのこと、収益活動であるフロントオフィスに関する知識に加え、経理、労務や法務といったバックオフィスに関する知識もある程度習得しなければなりません。

バックオフィスについての従来のイメージはどのようなものでしょうか?
「定型的なルーティン業務」、「利益に直接寄与しないコストセンター」などと考えている人も一定数いるかもしれません。それゆえ事務のお仕事は誰でもできる雑務などと捉えられがちです。
ネット上では「将来AIに取って代わられる仕事」などという話題がよく上り、「事務仕事」はほぼ例外なく上位に登場します。しかし、大企業を中心としてではありますが、バックオフィスの付加価値化は確実に進んでいます。それはいうまでもなくオフィスのDX化が進んでいるからです。

他方、障害者雇用促進法により障害者雇用は確実に進んでいます。平成25年度から令和5年度までの間に、障害者の雇用件数は1.4倍に増加しています。しかし、その内訳を見ると、身体障害者が2割減少しているのに対して、精神障害者は2倍に増加しています。そのため、精神障害者を多く雇用する大企業では、障害者の集中配置から分散配置へと転換し、高度なIT技能を有する精神障害者を専門部署に配置する事例が増えています。
体力的な心配からか障害者本人やそのご家族の中には、事務仕事を希望される方が従来から一定数います。事務仕事を希望することが良い悪いではなく、利用者や家族、雇用する企業のニーズに応えるためにも、我々障害者就労支援に携わる者には、より一層の努力が必要になっていると思います。


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