【YCCスタジオ八尾】言葉にするって難しい

こんにちは!YCCスタジオ八尾ですm(__)m
あらためまして「YCCスタジオ八尾のブログの中の人」こと管理者の古川です。

ブログなんかを書いておきながら、こんなこと言うのもなんですが、私は自分の感情を言葉にして伝えるということがずっと苦手でした。今も正直自信はありません。
子どもの頃は、自分の意思を上手く相手に伝えることができず、つい手が出てしまい親や教師から怒られるという日々でした。
大人になって手こそ出なくなりましたが、代わりに「諦める」という拗らせスキルを取得してしまい、「言いたいことあるんやったら、黙りこくってないで言いや!」と相手を不愉快にさせてしまったことも多々ありました。

プライベートは、まぁ今更仕方がないとはいえ、この仕事をしている以上、苦手だからと開き直り続けることはできません。利用者への日々の支援、ケース記録や個別支援計画等の作成、職員との情報共有、B型生産活動の取引先企業様との商談、行政機関や他の障害福祉サービス事業者さんとの連携など、自身の思考を言語化して伝えることは、もはや日常のルーティンとすら言えます。
自身の今のスキルが日々の業務に必要な水準に達していない以上、機械やシステムにアップデートが必要なように職業人にもアップデートが必要になります。

そこで手にしたのが次の2冊の本でした。
本を読んですぐにどうこうなるというものではありませんが、いずれもなるほどと腹落ちする内容でした。ごく一部をかいつまんで紹介すると、『こうやって頭の中を言語化する(荒木俊哉著)』では「その日の出来事と感情をワンセットにしてメモし、次いで『~のはなぜか?』と足して、その理由を思いつくままに挙げてみるというワーク」は時間の許す限り実践しています。
『「好き」を言語化する技術(三宅香帆著)』では、相手との「情報格差」があることを前提に、互いの有する情報の差異があることにこそ価値があるという記載は、ついつい無意識に専門用語を使ってしまいがちな自身の言動を振り返ることに役立ちました。

令和6年度の報酬改定において、「意思決定支援の推進」が盛り込まれ、個別支援計画作成会議に原則として本人が出席することが求められ、その会議の場で本人の意思を確認することとされました。
本人の意思を確認するといっても、私自身がそうであったように、自身の意思を表現することが苦手な人がいます。単に形式的に意思を聞いて「一丁上がり」というような「意思決定支援」であってはならないとYCCスタジオ八尾職員全員、日々自身のアップデートに務めていきます。


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